お金の学校

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最も高い金利の定期預金は? “宝くじ預金”がお薦め!

1年間の利息はたった10円  銀行預金の低金利がいかにひどいものになっているか、ちょっとおさらいしてみよう。   三菱UFJ、ゆうちょなどほぼすべての普通預金は金利0・001%。100万円を 1 年間預けて、もらえる利息は税引き後10円にもならない。定期預金でも金利0・01%、 1年間で100円弱の利息である。昔と違い、銀行に何年、何十年お金を預けたとしても、 利息はほとんど期待できない時代だということをまず、頭に入れておこう。  ネットで定期預金金利ランキングを調べると、現在(10月10日)は、あおぞら銀行の 年金利0・2%がトップである。税引き後0・16%弱で、100万円を1年間預けて約1600円の利息が最高だ。 個人ローンを借りた場合、金利10%前後。1年間借りれば、約10万円も金利を支払 わなければならないこと考えると、預金金利の低さにため息が出てくるだろう。 スルガ銀行のジャンボ宝くじ付き定期預金  いま現在であれば、わたしがお奨めする定期預金(ネットバンク)は、1999年にス タートした「スルガ銀行の“宝くじ預金”」(正式にはジャンボ宝くじ付き定期預金)である。  3百万円を預けると、年3回、ドリームジャンボ宝くじ10枚、サマージャンボ宝くじ 10枚、年末ジャンボ宝くじ10枚の合計30枚を各家庭に届けてくれる。 億万長者が何十人も出ていることで知られ、歳末の風物詩のように長い行列ができる東京の「西銀座チャンスセンター」を通して購入しているとのこと。 当然、通常の金利(現在は0・01%)も付いている。  宝くじ10枚で3千円するから、年間9千円分の宝くじを配達してくれる。いまの金利 を考えると超お得である。3百万円で9千円だから0・3%の金利に匹敵する。  現物支給だからランキングに登場していないが、その宝くじを日本郵便が各戸に配達し てくれるから、費用はもっと掛かっている。長蛇の列に並ばなくても、3億円や1億円の チャンスはあるから高齢者には向いている。1億円に外れても、必ず当たる7等は3百円 だから、年間9百円にはなる。  わたしも寒い中、長時間、列に並ぶのが大嫌いで、2001年から“宝くじ当選”を夢 見て、スルガに預けている。年末ジャンボ宝くじがいちばんの楽しみである。 いまのところ、わたしの最高の当たり額は3千円。スルガによると、これまでに億万長 者当選者は11人とのこと。 宝くじで1億円当たった人の「末路」  2017年にベストセラーになった「宝くじで1億円当たった人の末路」( 鈴木信行著、 日経BP社)は非常におもしろい本だった。  1億円当たる確率は約1千万分の1だから、 一生買い続けても当たる確率は非常に低く、もし、当たったとしても、その本が教えてく れたように「末路」は何とも暗いらしい。 まあ、当たることを期待して、どきどきしながら宝くじを確かめる瞬間がいちばん楽し い(3千円当たっていても本当にうれしい)。  ただ、もし万が一、高額の当選者になった場合に備えて、「宝くじで1億円当たった人の末路」は読んでおいたほうがいい。 宝くじ当選だけでなく、「怠惰な人の末路」や「体の硬い人の末路」など健康のことや英 語留学などいろいろな人の「末路」を提供してくれている。 スルガ銀行の「末路」は?  ところで、ことしは不正が明らかになり、創業者が経営から外れるなど大きな話題になったスルガ銀行の「末路」があるのかどうか。  心配ならば、当然「預金保険の対象」になっているから、1千万円を限度として“宝く じ預金”に預ければ、ペイオフ(1千万円まで保護)対象になる。 銀行からお金を借りる場合、また、逆に、銀行にお金を貸す場合(一般には「預金」と 呼んでいるが、実際は銀行にお金を貸して、その利息をもらっている)の違いも頭に入れ ておこう。  今回の問題(シェアハウス起業者への融資)になったのは、スルガにお金を借りた場合のことである。スルガは個人に特化している銀行だけに、貸し借りの場合を踏まえ、ちゃんと見てみれば、わたしたちがスルガにお金を貸した場合、“宝くじ預金”のよう に、とても有利な条件を用意してくれている。 立派な銀行も”ジャンク商品”販売  私見だが、1999年から“宝くじ預金”をやっているので、経験値が高く、現在のマイナス金利の状況では、儲けが少なくてもいまさらやめるわけにいかないのだろう。また、スルガのような“宝くじ預金” を他行が始めるのも至難の技かもしれない。 一方、ほぼすべての銀行が個人カードローンなどで10%前後の金利を取っている。  みな慈善事業ではなく、借りるとき、銀行は“鬼のような金貸し”なると考えたほうがいい。…